セスキ炭酸ソーダは皮脂汚れ、タンパク汚れに向いているという性質を持っています。
ですから、身体の皮脂や垢などのタンパク汚れの多い風呂掃除に向いています。
風呂のドアや蛇口についた手垢を落としたり、浴槽や椅子、洗い桶の汚れに使われたりします。
セスキ炭酸ソーダでの風呂掃除法
利用法は簡単です。
まずは1%の水溶液を作って、それをスプレーします。
スプレー後、しばらく放置(可能であれば1時間くらい)したあと、汚れを固めのブラシでこすると、今までほったらかしだった皮脂汚れがきれいに取れます。
ブラシでの傷つきが心配な場合は、雑巾やスポンジでヨゴレをこすり取る感覚でお掃除します。

ただ、風呂場の床など広範囲の場合は、スプレーのしすぎで腕の筋肉が疲れる・・・という事態になることがありますよね。
そういった場合は、バケツにセスキ炭酸ソーダを溶かして溶液を作り、そこに浸した雑巾で床や壁全体に塗布するようにすば腕疲れの軽減に役立ちます。
シャンプー容器や頭皮マッサージブラシなどの小物類はバケツに浸す、風呂フタなどは浴槽全体を1%水溶液にして、漬け置きするといった要領で工夫するのも、スプレー疲れをなくす方法のひとつですので、自分に合った方法を試してみてください。
1%水溶液の作り方
ところで、1%水溶液を作るには、どのくらいの水とセスキ炭酸ソーダの粉末を混ぜたらよいのでしょうか。
具体的には、水を入れた500mlペットボトルに小さじ1杯(約5グラム)のセスキ炭酸ソーダの粉末を入れて、よく振って溶かせば出来上がりです。
100均などで売っている、スプレーの頭をこのペットボトルに付け替えれば、もう、お掃除の準備が整うというわけです。
簡単ですね。
バケツの場合は3リットルにつき大さじ2杯の粉末を溶かすことになります。
通常、小ぶりのバケツでも6ℓ程度は入ると思いますので、大さじ4杯といったところでしょうか。
また、手桶や椅子、風呂フタをバスタブに漬けおくケースとなると、一般的なファミリータイプのユニットバスがの浴槽が200ℓだそうですから、2キロほどセスキ炭酸ソーダが必要になりますので、現実的ではないかも知れません。
セスキ炭酸ソーダを溶かす目安
水の量 | 粉末の量 |
---|---|
500cc 自販機のペットボトル |
5g 小さじ1杯 |
1ℓ | 10g 小さじ2杯 |
2ℓ ペットボトル大 |
20g 小さじ4杯 |
3ℓ | 30g 大さじ2杯 |
6ℓ 小ぶりのバケツ1杯 |
60g 大さじ4杯 |
200ℓ 浴槽1杯 |
2kg |
セスキ炭酸ソーダでのお掃除は0.5~1%溶液が推奨されています。
厳密に1%である必要はありません。