セスキ炭酸ソーダとは

セスキ炭酸ソーダは洗濯洗剤や入浴剤の成分としてよく使われるアルカリ性物質で、セスキ炭酸ナトリウムとも呼ばれ、Na2CO3・NaHCO3・2H2Oという組成を持つ物質です(式量 226.03)。

「セスキ」そのものは「1.5倍」という意味を持ち、ナトリウム1に対して炭酸が1.5倍ということを表わしています。

炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と炭酸水素ナトリウム(重曹)より構成される複塩なため、家庭用アルカリ剤として最も強力なクラスの炭酸ソーダと、焦げ付きの研磨やキッチンの脱臭で活躍する重曹の特徴を併せ持つと考えてよいでしょう。
白色の小さな結晶粉末でサラサラとしており、取り扱いやすく、湿気を嫌うものの、変質しにくいため長期保存がきくのも家庭用として向いています。

セスキ結晶

家庭では水に溶かして1%溶液にして利用しますが、炭酸ソーダよりもアルカリがおだやかで、比較的お肌にやさしく、重曹よりも水に溶けやすいことから、用途が広くなっているアルカリ剤と言えるでしょう。

加えて、有機物からなる界面活性剤と異なり、無機物なため、環境負荷が低いため、ナチュラル系の洗剤として人気です。

洗剤としてのセスキ炭酸ソーダの得意分野はタンパク汚れと油汚れ。
用途としては風呂や洗濯機の水周りと、換気扇・レンジなどのキッチン周り、床・窓などの部屋全般に用いられます。

一方で不得意分野も存在し、泥汚れ、衣類の頑固な油汚れや、シミ、おなべの焦げ付きなどには、あまり向いていないようです。
繊維の奥に入り込んだ泥や油よごれは界面活性剤のほうが向いていますし、シミなら漂白剤にかなうものはありません。
また、焦げ付きには重曹のほうが研磨作用が強いですし、キッチン周り、窓ガラスなどを掃除した後に白く粉が浮き出てしまうことがあります。

この場合は二度拭きすれば問題ないのですが、ちょっと手間かも知れません。

掃除に洗濯にと幅広い用途で使われていますが、得手不得手を把握して利用する必要がありそうです。

セスキ炭酸ソーダの特徴

組成 Na2CO3・NaHCO3・2H2O
用途 洗剤、入浴剤、食用など
得意な汚れ 油汚れ、タンパク汚れ
苦手な汚れ ・鍋などの焦げ付き
・線維の奥に入り込んだ汚れ
・泥汚れ
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